奥平(おくだいら)産婦人科は宮古島市では数少ない産婦人科です。ママの笑顔とご家族の笑顔を大切に日々診療にあたっております。
2020.09.08
Q&Aを更新いたしました。
2020.09.03
Q&Aを更新いたしました。
2020.08.19
Q&Aを更新いたしました。
2020.08.13
うむやすみゃあす・ん診療所を追加いたしました。
2020.08.13
きしもと内科の情報を更新いたしました。
2020.08.12
城辺中央クリニックを追加いたしました。
2020.08.12
ドクターゴン診療所の情報を更新いたしました。
2020.08.12
砂川内科を追加いたしました。
2020.08.12
池村内科を追加いたしました。
2020.08.12
宮古島診療所ネットワークHPを更新いたしました。
新型コロナウイルスの感染が全国で広がっており、宮古島でも感染が確認されました。
当サイトは、参加していただく診療所に「現在の状態」「主な診療科」「発熱外来の有無」「PCR検査の可否」などの情報をいただき、それを公開しています。
診療所の正確な情報を公開することで、患者様は適切な医療機関を受診できるようになり、
また診療所においてはフェイクニュースなどによる風評被害などを予防することもできると考えています。
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新型コロナウイルスは昨年末から世界中に広がったウイルスです。
全世界でおよそ2000万人の感染が確認され、死者は73万人にのぼります。
国内では6月ごろから感染の流行を認めており国内患者数は約5万人、死者は1000人程度です。
宮古島でもクラスターの発生や感染の流行を認めています。
若年者では無症状の人が多い一方で、高齢者や持病のある人を中心に重症化することがわかっています。
2020年7月15日時点での「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」が厚生労働省から出ています。
これによると新型コロナウイルスと診断された人のうち4.4%が死亡しています。
死亡率には年齢で大きな違いがあり、40代以下の死亡率は1.0%を下回っており、70代以上で14.2%、80代以上で28.3%となっています。
高齢者の多い沖縄県宮古島では注意が必要です。
ただこの確率は「新型コロナウイルスと診断された人」が分母になっています。
「診断されていない感染者」を加えると、数字はずっと下がるかもしれません。
出典:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000649533.pdf
原則は保健所から電話がかかってくると思います。もし連絡がなければ、自ら保健所に連絡してください。
夫が濃厚接触者であれば、保健所が対応します。濃厚接触者と接触があった方については、検査などは特に必要ありません。 毎日の健康観察のみで良いと思います。
沖縄県のコールセンター098-866-2129に電話してみてください。
結論から言うと、まだ無症状の方にPCR検査をしない方が良いと考えられています。
その理由はまだ新型コロナウイルス(以下「コロナ」と略します)にかかっている患者様が少ないため、偽陽性(偽の陽性)の患者様が多く出るためです。
これについては少し詳しく説明します。
PCRという検査は少しのウイルス量でも検出できる優秀な検査ですが、100%ではありません。コロナに感染している人のうち、PCR陽性となるのは60~80%と言われています(これを感度といます)。つまりコロナに感染していても、PCR陰性となるのは20~40%となります。またコロナに感染していない人でPCR陰性となるのは99.9%(これを特異度といいます)と言われています。0.01%の人はコロナに感染していないのにPCRが陽性となります。
ここに人口5万人でコロナに感染している人が100人の島があったとします(感染率は0.2%です)。そしてこの島全員にPCR検査を行なったとします。
この100人というのは検査陽性の人ではなく、実際に感染している人です。本当はこういう数字はわからないものですが、これはわかっていると仮定します。そうすると49900人はコロナにかかっていないことになります。
感度を80%とすると、この100人のうちPCR陽性は80人ということになります。20名はPCR陰性です。
特異度を99.9%とすると、この49900人のうちPCR検査陰性は49850名となり、50名がPCR陽性となります。
ここでPCR検査をする人に視点を移します。PCR検査をする人からすると、陽性者は80+50=130人です。陰性者は49850+20=49870名です。
しかしPCR陽性の130名のうち、本当に感染しているのは80名で、残り50名は感染していませんでした。本当に感染している人の割合は60%程度でした(陽性的中率)。
これはPCR陽性でも、40%は間違っているということになります。検査としてはまだ少し使えそうにありません。
実際に感染している人 | 実際は感染していない人 | ||
---|---|---|---|
PCR陽性 | 80 | 50 | 130 |
PCR陰性 | 20 | 49,850 | 49,870 |
100 | 49,900 | 50,000 |
ただ、今後コロナが広がってきたら状況は変わります。例えば感染率が10%になれば(感染者5000名です、あまり考えたくありませんが…)、陽性的中率は99%となります。
逆に考えると、熱が出ていたり、コロナ患者様に接触していたりする人(これを事前確率の高い人といいます)に対して検査すると正確に結果が出やすいということになります。
PCRの検査対象を制限しているのはそのためです。
抗体検査は現在のところ「今感染しているかどうか?」を調べる検査ではありません。昔かかったことがあるか?というのに使います。
そのため医療保険などは使えず、自費の検査になります。
潜伏期間とは、ウイルスが体に入ってから症状が出るまでの時間を示します。
一般的に新型コロナウイルスの潜伏期間は0~14日と言われています。WHOもこの潜伏期間を推奨しています。
このなかでも多くの方は5~6日で発症しており、95%の方は12.5日までには発症すると言われています。これは中国の文献からきています。
逆に自分に感染の危険がある場合は10~14日の間、他人との接触を避けていれば安心ということになります。
参考文献
Li Q, et al. N Engl J Med 2020;382:1199-1207.
新型コロナウイルスは主に飛沫感染(唾などに含まれているウイルスから感染)することがわかっています。そのため手洗いがとても大事になります。
手を洗う方法には水洗いの他に、セッケン・アルコール(エタノール)・次亜塩素酸水などの様々な消毒液を使って洗う方法がありますが、一体どの方法が良いのでしょうか?
手や指に付着しているウイルスの数は、セッケンやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐだけで1万分の1になると言われています。
実はセッケンでしっかり手を洗うことができれば、その後にアルコールなどの消毒液を使う必要はないのです。
病院などで使われているアルコールは、水とセッケンを使ってきちんと手を洗う時間や場所がない時に必要になります。
その場合のアルコールはエタノール濃度は濃度70%以上95%以下のものが推奨されています。
出典:厚生労働省 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
食器や箸などにについたウイルスは、80度の熱水に10分さらすことで死滅させることができます。
<注意事項>
※火傷に注意をして下さい。
濃度70%以上95%以下(※)のエタノールを用いて拭き取ります。
(※) 60%台のエタノールによる消毒でも一定の有効性があると考えられる報告があり、70%以上のエタノールが入手困難な場合には、60%台のエタノールを使用した消毒も差し支えありません
<注意事項>
※アルコール過敏症の人は使用を控えてください。
※引火性があります。空間噴霧は絶対にやめてください。
次亜塩素酸ナトリウム液は、正しく使用すれば、ドアノブや手すり、照明のスイッチ、便座などの殺菌消毒に非常に効果的です。ポイントは、濃度0.05%に薄めた上で使用することです。
<注意事項>
※塩素に過敏な方は使用を控えてください。
※目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意してください。
※飲み込んだり、吸い込んだりしないよう注意してください。
※酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生して危険です。
※「次亜塩素酸水」とは違います!「次亜塩素酸ナトリウム」を水で薄めただけでは「次亜塩素酸水」にはなりません。
※金属製のものに次亜塩素酸ナトリウムを使用すると、腐食する可能性があるので注意してください。
次亜塩素酸ナトリウム液(希釈)の作り方
1)原液濃度が5〜6%の塩素系漂白剤を用意します
2)500mlペットボトル1本の水に、5ml(ペットボトルのキャップ1杯)の塩素酸系漂白剤を入れます
3)ペーパータオルなどに十分に薬液を含ませて拭いた後、水拭きをします。直接手に触れないようご注意ください
テーブル、ドアノブなどには、市販の家庭用洗剤の主成分である「界面活性剤」の一部も有効です。(すべてが有効ではありません)
現在9種類の界面活性剤が新型コロナウイルスに有効であることが確認されています(NITEの検証による)。
新型コロナウイルス に有効とされる界面活性剤が入っている商品のリストのリンクを示します。
https://www.nite.go.jp/data/000114797.pdf
(NITE::独立行政法人 製品評価技術基盤機構 9/7)
<使用方法>
1. 有効な界面活性剤が含まれた家庭用洗剤を選びます。
2. 家具用洗剤の場合、製品記載の使用方法に従ってそのまま使用します。
3. 台所用洗剤の場合、薄めて使用します。
<注意事項>
※目に入らないよう注意してください。
※原則、手指や皮膚に使用しないでください。(手指用の製品は使用できます。)
※飲み込んだり、吸い込んだりしないよう注意してください。
※NITEではこれら9種類の界面活性剤につきノロウイルスなど、他の病原体への効果は検証していません。
「次亜塩素酸水」は「次亜塩素酸」とは別物です。
テーブル、ドアノブなどには、2種類の「次亜塩素酸水」も有効とされています。(すべてではありません)
NITEにより有効とされた「次亜塩素酸水」は「35ppm以上の次亜塩素酸水」と「100ppm以上のジクロロイソシアヌル酸ナトリウム」になります。
この時注意することは、①汚れを予め落としておくこと。②次亜塩素酸水をたっぷり使い、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20秒以上おいてきれいな布やペーパーで拭きとることの2点です。
<注意事項>
※塩素に過敏な方は使用を控えてください。
※目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意してください。
※飲み込んだり、吸い込んだりしないよう注意してください。
※酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生して危険です。
※不安定な物質のため、冷暗所に保管し、早めに使い切りましょう。
※成分等がわからない製品は、購入を控えましょう。
※「次亜塩素酸ナトリウム」とは違います
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
厚生労働省:新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)
https://www.nite.go.jp/information/osirase20200626.html
NITE:新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~
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現在行われている検査の概要は以下の通りです。
検査の対象者 |
PCR検査 |
抗原検査 |
抗原検査 |
||||
鼻咽頭 |
唾液 |
鼻咽頭 |
唾液 |
鼻咽頭 |
唾液 |
||
有症状者 |
発症2日目~9日以内 |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
発症日、発症から10日以降 |
○ |
× |
× |
× |
○ |
× |
|
無症状者 |
○ |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
沖縄県立中部病院の高山先生が作成した表を示します。
PCR検査・抗原検査が必要と考え対応するクリニックを受診されるかたは、必ず予め電話をしてからお越しください
2021年1月11日更新情報
クリニック名 | 主な診療科 | 現在の状態 | 発熱外来※ | PCR 抗原検査 |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
うむやすみゃあす・ん 診療所 |
脳神経外科・内科 | 通常診療 | - | ||
きしもと内科 | 内科 (消化器内科) |
通常診療 | 抗原 のみ |
||
ドクターゴン診療所 | 内科・外科・訪問診療 | 通常診療 | ・発熱外来は駐車場対応 ・抗体検査 自費で可能 |
||
ドクターゴン 四島診療所 |
内科・外科・訪問診療 | 通常診療 | - | - | |
中村胃腸科内科 | 内科 (消化器内科) |
通常診療 | ・ホームページからネット予約可 ・抗体検査 自費で可能 |
||
池村内科 | 内科・皮膚科 | 通常診療 | - | - | 透析患者様を守るため、現在発熱の患者様をお断りしています |
砂川内科 | 内科 | 通常診療 | - | - | 透析患者様を守るため、現在発熱の患者様をお断りしています |
城辺中央クリニック | 内科・外科・婦人科 | 通常診療 | - | 近日中に抗体検査を開始予定 | |
稲村耳鼻咽喉科 | 耳鼻科 | 通常診療 | ※ | 発熱外来の対応は可能ですが、受診前に必ずご連絡ください ※水曜日のみ検査を受付ます。 検査希望の方はあらかじめ電話でご連絡ください。 |
|
レオクリニック | 耳鼻科 | 通常診療 | ・抗体検査 自費で可能 | ||
下地眼科医院 | 眼科 | 通常診療 | - | - | |
奥平産婦人科医院 | 産婦人科 | 通常診療 | - | - | 発熱や風邪症状の妊婦様は、発熱外来のある診療所を受診してください |
みやぎMSクリニック | 婦人科 | 通常診療 | - | - |
※診療所における発熱外来とは通常とは違う入り口を設けたり、診療場所を駐車場にするなど、他の患者様と接触をさけるよう作られた外来のことです。