奥平(おくだいら)産婦人科医院は宮古島市では数少ない産婦人科です。ママの笑顔とご家族の笑顔を大切に日々診療にあたっております。

奥平産婦人科医院

ゼオスキンヘルスの導入について

産婦人科の診療をしていると、女性の肌の相談を受けることがあります。

たとえば「しみの治療はできませんか」といったような質問を受けることが多くなってきました。「しみ」、とくに「かんぱん」に関しては、妊娠により悪くなってしまう特徴もあるため産後の女性の悩みの一つになっています。

「しみ」についてはレーザー治療がとても効果的ですが、「肝斑」に対しては効果がよわいと言われています。そのため当院では「トレチノイン・ハイドロキノン療法」で有名な「ゼオスキンヘルス」を導入することにしました。

「ゼオスキンヘルス」は高名なゼイン・オバジ先生により生み出されたスキンケアブランドで、医療機関でしか販売できない化粧品です。「ゼオスキンヘルス」には肌の個性にあわせたたくさんの商品がありますが、当院ではそのうちいくつかを選び宮古島に導入していきたいと思います。

「ゼオスキンヘルス」の商品は一般的な肌のケアを行う「GSR(洗顔・化粧水)」・光老化ケア・サンスクリーンなどといった商品と、「しみ」などに対する「セラピューティックプログラム」を行う商品に分かれています。

当院では一般的な肌のケアを行う商品として「ジェントルクレンザー(洗顔・オールスキンタイプ)」、「バランサートナー(化粧水)」、「デイリーPD(光老化ケア)」、「BS サンスクリーン SPF50」を導入します。「ゼオスキンヘルス」の「ジェントルクレンザー」と「バランサートナー」は、肌に「はり」と「つや」を出す効果があります。使ってみると少し「ピチッ」とした感じがありその効果が実感できます。

そして「セラピューティックプログラム」に使用する商品には「トレチノイン」、「ミラミン」、「ミラミックス」を導入します。

「トレチノイン」は医薬品として使われるビタミン A です。これには肌の表皮のターンオーバーを促進する作用があります。また「ミラミン」「ミラミックス」にはハイドロキノンという成分が含まれており、これは肌のメラノサイトに働きかけ新しいメラミンの合成を予防します。この二つの作用を利用し「しみ」を治療するというわけです。

具体的には「トレチノイン」と「ミラミックス」を患者様自身で混ぜて使用します。混ぜる量の比率はトレチノイン:ミラミックスを 1:4~1:1 の間です。「セラピューティックプログラム」ではこれを 3 ヶ月続けることにより、顔の広範囲で「しみ」の治療することができます。

ただトレチノインはかなり強力な薬ですので一時的に表皮の皮がむけたような状態になります。この皮のむけた状態がどうしても許容できない方には「ミラミン」と「デイリーPD」を使用する方法もあります。

ゼオスキンヘルス導入時は、初回カウンセリング料金 750 円かかります。化粧品の料金は別途必要です。

「セラピューティックプログラム」を利用される方は一度院長の診察を受けていただきます。そのため初診料 2000 円がかかります。

「セラピューティックプログラム」で初回導入以降カウンセリング料が必要な場合は、その都度 750 円がかかります。

現在、ゼオスキンの導入は院長の午後の外来(火・金の午後)で受け付けます。職員研修が終わり次第、順次診療時間を広げていきます。