一般不妊治療について
当院では一般不妊治療を行っています。
当院で行っている一般不妊治療は以下のものとなります。これらはいずれも保険診療となります。
超音波による排卵日の特定(タイミング療法)
月経開始日から10日ほど経ったのち、経膣超音波で子宮内膜の厚さや卵胞の大きさを確認し、排卵日を推定します。
排卵誘発剤の使用
もともと月経不順な方などの中には、なかなか自然で排卵できない方(多嚢胞性卵胞症候群など)も多くいらっしゃいます。そういった方に対してクロミッドを利用した排卵誘発を行っています。
クロミッドは月経開始(開始日を1と計算します)5日目より5日間内服をします。その後数回の通院により超音波で排卵日の推定を行い、タイミング療法を実施します。
人工授精
上記の方法で特定した排卵日に、子宮の入り口から管を入れて精液を子宮内へ直接注入する方法です。その際にパートナーさんの精液の状態の確認も行うことができます。
当院では卵管造影検査は行っていません。卵管造影検査は県立宮古病院へ紹介となります。
上記方法は非常に高度な不妊治療ではなく、タイミング療法の1回あたりの妊娠率が約3-5%、人工授精の場合は約5-10%と言われています。
これらの方法で妊娠に至らない場合は、体外受精などのより高度な医療を行っている病院を紹介します。